ゴロはどのタイミングで捕ればよいか

ゴロ

フライ、ライナー、そしてゴロ。どれが一番難しいと聞かれたら、まぁゴロと答えるでしょう。バウンドを合わせ、移動しつつ捕球し、送球する。フライなどと比べて多くの動作を必要とします。今回は、バウンドの合わせ方についてお話しましょう。

ゴロといっても、ぽ~んぽ~んとか、ぽんぽん、とか色んな転がり方があります。長嶋茂雄氏はゴロには15種類ある!とおっしゃったとか。球の強弱、左右、前後、高く跳ねる、地を這う、状況に合わせて捕球しますが、シンプルにどの高さで捕るのがよいかについてお話しましょう。




ゴロと捕りやすい高さ図解

バウンド

普通のぽんぽん系のゴロを想定しています。

青の部分がここで捕ったら安全ポイント、赤の部分がここは危険ポイント、黄色が青ほどではないけど安全ポイントです(ショートバウンドですね)。赤に絶妙なるグラデーションがあるのは、同じ赤でも、より危険を表しています。ショートバウンドからハーフバウンドになるあたり、ここで捕るのは大変難しいです

ゴロはバウンドが一番高いところから地面に落ちるまで、ここで捕ると安全です。青のゾーンですね。空中ではバウンドは変化しませんからね。黄色のゾーン、地面に落ちる瞬間、地面から跳ねる瞬間も悪くはありません。多少のバウンドの変化はグローブに収まってくれます。

問題は赤のポイント。ハーフバウンドは捕るポイントがとても合わせにくいです。しかもイレギュラーにも対応できません。ゴロが捕れない時は、だいたいこのあたりでタイミングが合ってしまったときです。

ショートバウンドの捕り方

特に黄色のゾーン、ショートバウンドはグローブの使い方が特殊です。よくグローブを立てるなんていいますが、どんな形なのでしょうか?

ショートバウンド前

左がグローブを立てる捕り方、右がグローブを寝かせる捕り方です。ショートバウンドになる前は、グローブを立ててしまうとドテに当たってしまい捕れませんね。

ショートバウンド

ショートバウンドでグローブを寝かせてしまうと、これまたドテに当たってしまい捕れません。

なんか、難しそうやなぁ。。と思うかもしれませんがご安心を。自然とこのようなグローブの使い方になっています。あえて言うなら、ショートバウンドの時はグローブを立てるというのを意識するとよいでしょう。

奥義ショートバウンドは音で捕る!?

コツはババン!です。なんのこっちゃ?ですが、ババン!は二つの音を表しています。最初のバは地面に当たる音、次のバン!はグローブに収まる音です。ショートバウンドはババン!のタイミングというのを覚えておきましょう。

音で捕るというのは意外に役立ちまして、練習なんか特にそうですが、他の人に教えることもできます。ショートバウンドになりそうなときはババン!とみんなで声を出すのもよいかもしれません。ババン!ザ!シュ!(ショーバン捕ってステップして投げる)これ、流行らせてくださいな♪

高く跳ねるゴロの捕り方

高いバウンド

基本的には普通のぽんぽん系バウンドと変わりません。ポイントは紫ゾーンですね。ジャンプしても届かない場合、当然捕れませんね。

黄色のゾーン、ショートバウンドが少し難しくなります。ボールが縦方向に動いて前に進んでくれないので、より積極的にグローブを出す必要があります。ボーリングの投球のごとく、力強く下からすくう感覚ですね。

地を這うゴロの捕り方

地を這うゴロ

地を這うゴロ、一番キライです。どこで跳ね上がるかわからない。僕は怖いので、速いやつは体の横で捕ります♪

以上、捕りやすい高さについてお話しました。問題は、どう捕りやすいタイミングに合わせていくかです。具体的に言えば、待つのはアリか?という問題です。

ゴロを待って捕るのはアリか?

僕が昔に比べて、唯一上手くなったと思えるのはグローブからボールがこぼれなくなったことです。というのは、待って捕るようになったから。無理して前進しなくなりました。というかダッシュ力が弱まって前進できなくなりました…

無理して前進しないので、難しいバウンド(特に前進&ショートバウンド)を捕らなくなりました。これは本当にアリなんでしょうか?

ナシですよ!ナシ!!待って捕ったらダメダメです。プロのように肩が強い&ランナー手抜きならいざ知らず、体もできていない、ランナーは本気で走ってくる、なおかつ塁間もシビアなソフトボールにおいては、少年少女は待って捕るというのは良くありません。待って捕るのはオジサンに任せておきましょうね。

まとめ

バウンドはできるだけ空中の変化しないところで捕り、バウンドを合わせるためには全力ダッシュで前進する。ババン!とリズムを取るとなお良し!個別の守備についてはサードの守備ショートの守備レフトの守備を合わせてどうぞ♪

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