スライディングについて

スライディング

さて、今回はスライディングについてお話しましょう。以前、フックスライディングについてはお話しましたね。

基本的な技術であるスライディング。なのに、これまで指導を受けたことがありません。あったのかもしれないけど覚えていない。ベースの踏み方や、走り方については教えてもらった記憶があるのに…なかなか珍しいことです。なので、少しばかりスライディングについて考えてみましょう。




すべるのか?すべらんのか??

スライディング。文字通り「すべる」といいますが、すべりません。正確に言えば、すべる事自体は、そんなに重要ではありません

[su_youtube url=”https://www.youtube.com/watch?v=NdvRP_9S9Ec”]

子供たちのスライディング練習の映像です。みんな、とても型がきれいです。すべる事は完成しているといっていいレベルです。

スライディングは、すべる、立つ、走る

先の映像では完成された「すべる」を見ました。ただ、僕は、スライディングは、すべる、立つ、走るを一つにしたものだと思うのです。良い映像がありました。

[su_youtube url=”https://www.youtube.com/watch?v=ywNQoJF8_wk”]

0:25あたりの黒いシャツの少年のスライディング。とても素晴らしいと思います。すべる、立つのスムーズさ。これならすぐ走り出すことができますね。

スライディングはすべることだけではありません。全速力でベースにビタッと静止到達し、かつ、すぐに再スタートができる走塁技術。これを実現できるのがスライディングという技術だといえます(もし、ビタッと静止できるのであれば、立ち上がったままのほうが良いのです。立ち上がる手順が減りますので)。

では、実戦におけるプロのスライディングを見てみましょう。

[su_youtube url=”https://www.youtube.com/watch?v=qYzV_nBxsJ0″]

千葉ロッテマリーンズの荻野選手のスライディングです。どのスライディングも、すべる、立つがスムーズですね。そして、2:10のスライディングを見れば、スムーズに立つことの大切さがわかりますね。

すべる、立つ、確認する、走る

実際には、立ってから(立ちながら、すべりながら)ボールの行方を確認します。キャッチャーの悪送球、野手の捕球ミスがあった場合、すぐにスタートして次の塁を狙います。ここの判断も大切で難しいところ。一瞬で判断しないとスタートが遅れてしまうからです。かといって判断せずにスタートすると、これまたとんでもないことになります。少ない情報で判断しなければなりません。目と耳を最大限に集中させましょう

右足、左足どっちの足を前にすべき?

小学生の頃はよく考えましたが、いつのまにか考えなくなってしまいました。右足、左足に違いはあるのか?おなじみ古田選手が解説しています。

[su_youtube url=”https://www.youtube.com/watch?v=CbQd_WJ_78Q”]

要約すると、再スタートしやすい右足前、ケガの防止には左足前ということのようです。ちなみに僕は右足が前です。

スライディングから立ち上がるコツ

イチロー選手の写真を見てみましょう。

イチロースライディング

イチロー選手のスライディングは、再スタートに特化した浅めのスライディングですね。立ち上がるのが速そうです。立ち上がるには赤丸の部分が力を入れるポイントになります。右足をベースに引っ掛けつつ、ひざと手を使って、ピョンと立ち上がります。ようわからん、という方は、すべったらすぐ立つ、ということを意識すれば大丈夫です♪

スライディングしすぎて足が痛い…

僕はむやみにスライディングするので、ひざ小僧がすりむけて痛いです。なので、ユニフォームを補強しています。

ユニフォーム補強

アイロンですぐ付けられて便利です。ユニフォームの内側(身体に触れるほう)に付けるとビジュアル的にもオススメです♪ユニフォームを補強することで長持ちしますし、ひざ小僧のすり傷も少なくなります。

まとめ

大切だけど、そんなに意識して練習しない技術、スライディング。今回は走塁での活躍をお話しましたが、実は守備にもかなり貢献しています。ひざ小僧をいたわりつつ練習したいものですね。

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