走塁の技術ストレート・オンメソッドとローリングスタート

離塁

昔からローリングスタートに疑問をもっていました。なんで、わざわざ遠いところからスタートせにゃならんのか?一歩損やないか?こんなん使わんやろ、と。念のためローリングスタートを図示しておきましょう。手書きですみません。

離塁の方法

要は後足がベースについているか、前足がベースについているかの違いなのですが、本を読んで少し理解が深まりましたので、今回はこのお話をしましょう。




なぜ、一歩損してまでローリングスタートをするのか?

答えはここにありました。

ピッチャーの投球動作と同時に、後ろ足をややひねる。

宇津木妙子『いちばんわかりやすいソフトボール入門』

ポイントはピッチャーのリリース前(ボールが手から離れる前)から体が動いていることなのですね。

私はストレート・オン・メソッドの使い手ですので、ピッチャーのリリースの瞬間は体の動きは0です。二塁に行くまでに、いかに早く100の力にもっていくのかが大切になってきます。つまりは、100メートルの陸上選手と同じスタート方法なわけです。

一方、ローリングスタートは先ほど話したとおり、投球動作の時点で体を動かし始めていますから、リリース時には10か20か分かりませんが、少なくとも0以上の体の動きがあるわけです。このスタート方式は競艇なんかが分かりやすい例ですね(良い子のみんなは競艇なんか見ないよね…)。

この、10か20かの力と一歩損を比べると、ローリングスタートはそれほど損してないんじゃないか?むしろイケてるんじゃないか、と思うようになりました。

さて、ここまできて思うのです。どうせならもっと後ろからスタートしてはどうだろうか?二歩後ろだとリリース時に50くらいの力が出せるんじゃなかろうか、と。こんな感じに…

ニコローリングスタート

私の名をとってニコ・ローリングスタートとでも名付けておきましょう。いやぁ、新技を開発するのは楽しいもんです。では、実践してみましょう……離塁アウト!

理由が分からない人は実際やってみてね♪

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