三塁手……それは不死鳥。燃えるような打球に身を焦がしそしてそこから再び生まれ飛び立つ。野球の炎であり鼓動である。
さてさて、今回はサードの守備についてお話しましょう。。。僕自身も長く守ってきた思い入れのあるポジションです♪火を噴くような打球を体で止めてアウトにした時には……
たまらんねっ!
ま、それはともかくとして。。。
サードを守る時の大事な、守備位置と守備範囲
1、守備位置
2、守備範囲
まずは1、守備位置についてお話しましょう。
三塁ベースの上に立ってピッチャーマウンドに大股二歩ないし二歩半歩いた場所、そこを基本の守備位置としましょう。
その場所から、場面によって前進したり、後退したり守備位置を変えてください。ポイントは、極端にしないことですね。。位置の移動は、多くても三歩以内にとどめておきましょう。じゃないと、守備に穴があいてしまいますからね。
○バント処理の時には前に三歩。
○強打者なら、後ろに二歩。
○ショートが寄ってきたので、線側に半歩。
というように、場面場面で細やかに守備位置をとりましょう。
独り言ですが……
よくある、バント処理のための極端な前進なんて見てらんないよ(笑)ヒッティングされたらどうするつもりなんだろうかね??(打者の方が気を遣ってヒッティングできないよ。よもや、それを狙っているのか?)
次に2、守備範囲についてお話します。
まずは、図を見てください。。。
ピンクで色を塗った部分が、サードの守備の範囲になります。意外と広いですね!このエリアのボールは責任を持って追いかけなければなりません。ここで問題になるのは、図のA・B・Cの場所です。ここにボールがころがったらどうするか。一つ一つ見ていきましょう。
まずはAの場合。
バント処理か、ボテボテのゴロが考えられます。ピッチャーが取るかサードが取るか迷うところですね(笑)しっかり声を出していきましょう。
大切なのは、ボールに直線で向かわないことです。捕球する直前は一塁から二塁に走る時のような(膨らんだ)軌道でボールに向かっていきましょう。じゃないと、捕球してから送球(一塁に)するとき体重移動を直角にすることになり非常に窮屈で投げにくくなってしまいます。
Bの場合は三遊間のボールですね。これが意外に難しい。。。(泣)無理に追いかけるとショートの邪魔をしてしまいます。かといってショートに任せて、三遊間を抜かれた……なんてことも。
よく考えてみたら、ボールを取ってからの処理は、サードの方がやりやすいですし、また、ボールに先に触れるのもサードです。そもそも、ボールが飛んできて、勝手に体が反応して捕りにいかないようじゃあ……(笑)サードが頑張って捕りにいきましょう♪
最後にCの場合。強烈な三塁線のボールですね。これは、前に落とすことを最優先しましょう。捕球する必要は(まったく)ないです(笑)なぜなら、ボールとグローブが当たった瞬間、打者はまだ、三歩も進んでいないからです。。ボールを拾いなおして送球すれば十分間に合います♪
最後になりましたが、サードの魅力を述べておきます。。☆
なんといっても、スリリングなんですよねっ!!(笑)火を噴くような強烈な打球!、三塁線を切り裂くカミソリみたいな打球!!三遊間を突っ切る大砲のような打球!!!その一方で、線香花火みたいな、カス当たりも(笑)このギャップが最高にワクワクします♪
あと、三塁ベンチの時はスグ帰れます♪