今回は、イップスについての知識を深めていきたいと思います。さてさて、イップスとは何か?いろいろ参考にしていきましょう。まずは、すぽ心の世界を参考にしてみましょう。主要な部分を抜粋してみます。
「イップス(イップス病)は神経に影響する心理的症状。
俗に、スポーツ(特にゴルフ)の集中すべき場面において、プレッシャーのため極度に緊張することを表します。また、それを原因として震えや硬直を起こすこと。プレイ上のミスを誘発することをいいます。」「野球でもイップス病により極度の緊張から距離感がつかめなくなってしまい、5メートルのキャッチボールでワンバウンドを投げてしまうこともあるとのことです。」
体験上、イップスが精神的な問題であることは間違いないと思います。極度の緊張に限らず、僕の場合は、嫌なやつに送球するとか、大先輩とキャッチボールする場合にも起こりました。「ボールを投げるときに、何かしらの懸念がある、送球以外のことを気遣ってしまう時にイップスは起こる」ようです。
距離感がつかめなくなる、ということはありませんでした。むしろ問題は、距離感に相応した力量で送球する力の調整ができない、困難だ、というところにあると思います。感覚的には、ボールが手から離れる感覚を忘れた、といった感じでしょうか。そもそも、野球に慣れた人(ピッチャーは除く)は、ボールが手から離れる感覚を考えもしませんから、なんでそんなことを意識しないといけないんだ、と自分を責めてしまいます。
あと、5メートルの送球は、おそらく下投げか、力を抜いた送球になるので問題はないでしょう。15メートルくらいが厄介で、力いっぱい投げるには近いけど、力を抜けば届かない、いわば力を調節する場合が問題だと思います。野球小僧というブログにイップスの過程がありましたので、合わせて参考にしてみます。(便宜上、数字等を打たせていただきます)
「①まず球を放ることで何か苦い経験をする。
↓②それが恐怖になり、球を放るごとに大変な緊張をするようになる。
↓③緊張感から距離感がつかめなくなる。
↓④距離感がつかめず、さらに緊張する。
↓⑤緊張が脳脊髄にインプットされ、筋肉に的確な指令がくだらない。
↓⑥筋肉がうまく働くことができず共縮、硬直する。
↓⑦腕を振る感覚がない。
↓⑧その結果放たれた球はすっぽ抜ける。
↓⑨それを抑えようとするとひっかける。
↓⑩「やっぱりだめだ」とネガティブな自分を受け入れてしまう。
↓⑪例えいい球が投げれてもそれを認めない
このような経験がある場合は危険です。」
①②に関しては奇病、イップスにも書いた通り、その通りだと思います。
③④に関しては自覚症状はないんですが、⑤⑥は感覚的にそう感じますね。
⑦は腕を振る感覚というよりは、指先の感覚、といった方が正確な気がします。
で⑧⑨になると。僕はイップスの大半がすっぽ抜けの方ですが。
(細かいことをいえば、球の回転が美しくないとか(笑))
⑩な気分になりますね…幸いにも⑪にはなりませんでした。
これを見る限り、①はともかくとして、②~⑪のどれかを解消すればイップスが軽減されることがわかります。特に②~⑦あたりで解消できれば最高なのですが……
最後にイップス先生ホームページを紹介します。プロフィールを見ると精神科、心療内科分野に携わり、心のしくみ、脳のしくみを勉強し、独自の方法で心のケア、乗り越え方をあみ出し、心からくる身体的症状(イップス症状等)に力を入れている先生のようです。オススメは「お悩み相談」と「イップスでお悩みの方へのメッセージ」です。
イップスで何が怖いかというと「自分一人だけ、こんなノーコンになっちまった…」という孤独感ではないでしょうか。お悩み相談には現役で野球をしている高校生の声も寄せられています。自分だけじゃないということを知って、まずは安心してください♪メッセージは、先生の力強い励ましの言葉です。
「イップス症状は、治すものではなく、乗り越えていくものです。」
という言葉に始まり、力強い励ましの言葉が綴られています。ぜひ読んでみてください。次回はイップス克服に成功した、僕の唯一の方法を紹介します♪イップスなんてこわくない!