中継プレーの意義

今回は中継プレーについてお話しましょう。。。数が多いので、具体的な事例として「走者1塁3塁、レフト→ショート→キャッチャー」を挙げてみましょう。

オチを先に言っておきますが「ホームで刺す(アウトにする)なら中継をしてはイカン」ということです。


中継プレー




ホームで刺すなら中継してはいけないワケとは

赤色ゾーンは「こりゃホームで刺せないぞゾーン」青色ゾーンは「中継が一番ややこしいゾーン」緑色ゾーンは「外野手が一人で投げてねゾーン」を表しています。

まず、赤色ゾーンですが、ホームはあきらめて別の走者を進塁させないように気をつけなければなりません。ショートはA地点ぐらいまで出て中継しましょう。ランナーが一塁にいますので、二塁により近い所で中継するのが良いですね。
理想を言えば、初めから二塁方向へ中継の線を結ぶのが良いのですが、長い野球・ソフトボール生活でも、これほどの英断をしたことはありません。あくまで理想です。。。
後になりましたが、ホームで刺すのを諦める理由は「単純に距離が遠い」のと「おそらくは捕球の体勢が整っていない」からです。

緑色ゾーンは外野手が一人で投げてください。おそらくは走者も走ってこないでしょう。ホームまでの距離が近く捕球も助走がついた状態なので、守備側にとって有利な場所です。

問題は青色ゾーンです。早々にオチを言いましたが、大切な事なのでもう一度言いましょう。「ホームで刺すなら中継してはイカン」のですね。。。

カン違いしてはいけないのは「なら外野手に任せりゃいいや」と中継を疎かにすることです。長くなりますが頑張って言ってみましょう。。。

「ホームでアウトにするなら中継してはいけない。しかしアウトにできないとキャッチャーが判断し、他の塁に送球を指示する場合に備えて中継に入ること、また外野手は中継できるように、中継者のとれる高さ以内で送球すること」となります。

キャッチャーからして、中継というのは「遅い」の一言で表されます。正直、2メートルほどのズレならば、中継するより、キャッチャー自身が捕ってタッチする方が早いです。(審判の心証は別として)外野手がホームに送球する時に2メートルもズレるのはそれほど多くないのでホームでアウトにする時に中継は使わないです。

問題は、中継して二塁などに投げさせる場合ですね。これは難しい。キャッチャーの本音を少し述べておきましょう。。。
「自分に責任を被せたくない」です。。。アウトになる確率が20%くらいしかなくても、ホームに返球させておいた方が身内の心証がまったく違います。返球させなかったら、たとえ20%くらいしかアウトになる確率がなかったとしても、アレどうなん??みたいなことになってしまいます。

現実思考の戦術を標榜している僕ですが、やはり世間様の評判には敵いません。。。少しでも責任逃れのためにホームに投げさせるのがママあります……(すみません。心の声ということにしておいてくださいナ)

さて、話を戻しまして、とにかくホームでアウトにするには中継してはいけない、ということと、キャッチャ-はえてして責任逃れしたがるから、間に合わなくてもホームに投げさせようとする場合があるので、しっかりキャッチャーを教育するとともに、次の進塁を防ぐよう配慮せねばならん、ということですね♪

はい、お茶を濁し気味に終わりましょう(笑)







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