ランナーコーチほど多くの人が一度はやったことがあるにも関わらず、練習をやったことがないポジションはないでしょう。なんとなく、しかたなく、手があいているからするランナーコーチではなく、自分の力で3点くらい上乗せするくらいの気持ちでランナーコーチをしてみてはどうでしょう?今回はそんなお話を。
ランナーコーチは何をすればいいのか
今回は三塁コーチの話をしましょう。ランナー二塁時に一打で適切にホームに帰すにはどうすればよいか?一つ一つ見ていきましょう。
ランナーコーチの仕事は日々の練習からはじまる
そもそも、味方選手一人ひとりの走力を知っていなければ話になりません。遅い、速いくらいは分かるでしょうが、知っておくべきは下手、上手いでしょう。そもそも走塁に意識があるのかないのかが重要です。足が遅くて走塁も下手では話になりませんが、足が遅くても走塁上手は敵のミスにつけこむ走塁が期待できます。足が速くて走塁下手がやっかいで、しょうもない自滅パターンがあるので、コーチはしっかり見張らなくてはなりません。
ランナーコーチの仕事は試合前のノックからはじまる
試合前の外野手のノックはとても大切です。しっかり観察しましょう。肩の強さとフィールディングは最重要な事として、その外野手はどれほど一人で投げきるかというのが特に大切です。基本的にカットをさせない、内野手もカットをする気がないほどの外野手ならば本番でも直接に投げてくる可能性が大です。こういうのは危ないので特に気をつけなければなりません。
ランナーコーチの仕事は試合前のミーティングからはじまる
試合前のノックを見て、チームメイトで考えを話し合うのは大切な事です。最低でもあのセンターは肩強いね、くらいは話し合っておきたいものです。
ランナー二塁時のランナーコーチの動き
まずは外野手の位置を確認させ、アウトカウントの確認すること。ランナーも心構えをしておかなくてはなりません。ランナーコーチはその間に、外野手の能力、位置とランナーの走力を比べてあらかじめホームを狙わせるかどうかを心構えしておく必要があります。
ホームを狙わせるかどうか
さあ、イッパツが出てランナーがホームに突っ込もうとしています。ランナーコーチは止めるか行かせるかを判断しなければなりません。ここで大切なのが、ベンチの声には惑わされないことですね。まず間違いなく、ベンチはワーワー行け行け!って言ってますから。ここで、ランナーを止めるのは勇気がいりますし、実際文句も言われるでしょうが止める時は止めなければなりません。
そして、止めるにしても適切な位置までオーバーランをさせなければなりません。ちょっとしたハンブルやミスにつけこんでホームまで帰すためです。
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