レフトの守備

レフト……それは鉄壁。いついかなるときも、そこに在り続ける。グラウンドの守護者であり、礎である。

さてさて、今回はレフトの守備についてお話しましょう。これまで、サードの守備ショートの守備で内野手の守備についてお話してきましたね。

レフトというと、僕自身はあまり守ったことがないのですが、これまでのチームメイトを思い返してみると、守備も別に抜群に巧いわけでもないし、打撃も、まぁまぁ打つ程度なんだけど、そいつがいないとチームの濃度が薄くなるような、そんなヤツばかりでした。目立たないけれども絶対必要。料理における旨み成分、味○素的なポジションですね♪




自分が守る場合と、他の人が守る場合でポジションが違う

よくよく考えてみたら、自分でレフトを守る時と、自分がショートをやっている時では、ポジションの考え方がまるっきり反対であることに気がつきました。自分がレフトの時のポジションはこんな感じです。

自分がレフト

青ゾーンは自分で確実に捕りにいく場所、赤ゾーンは捕れなくてもやむなし、ないし他ポジションと守備がかぶっている場所です。

自分がレフトをやるときは、後ろ寄りの守備位置をとります。後退するのが苦手なのもあるのですが、なにより後ろを抜かれるのがモウレツにイヤなのです。特にレフトでは草ソフトボール暦が長いので、図のようなフェンスも期待できません(どこまでもボールがころがっていきます)。なので、後ろに抜かれない守備位置になります。ではでは、ショートをやっているときにレフトに求める守備位置はというとこちらです。

自分はショート

さっきと比べるとかなり前進してきましたね。後ろに関しては、ジャストミートで抜かれるならばやむなし、という考えになります。それより、しょうもない打ち損ない、ポテンヒットを処理してほしい、という考えになります。個人的にはポテンヒットの処理はショートが全て捕るべきと考えていますが、ちょっと深めのポテンの処理はレフトにお願いしたいものです。

我ながら、ワガママな要求ですね♪自分が分身の術でレフトとショートに分かれた日には大喧嘩間違いなしですね。自分の中でさえ、守備位置の考え方に違いがあるのに、まして他人ともなればなおさらです。時には「俺、ここでええんか?」的な意思疎通をして味方と自分の位置を再確認する必要がありますね。

レフトの守備位置の取り方初級編

さて、実際にはどこに守ればよいのか?中学生くらいならば、近接する守備位置、レフトであればショートとセンターですね、彼らと付かず離れず、穴の開かない守備位置にするのがよいでしょう。図を見てみましょう。

味方の位置と守備位置

赤丸を基本ポジションとして、もしショートが下がってきて青丸の位置にくるならば、自分も下がって青丸の位置に、センターが右に寄って緑丸の位置ならば、自分も右に寄って緑丸へ、実際にはショートもセンターも同時に動くので、それに合わせて黄色丸へと位置を変えるのがよいでしょう。

重要なのは、近接するポジションの動きをしっかり見ておくことですね。一球ごとに微妙な変化があります。それに合わせて動きましょう。声を掛け合うのも大切ですね。

レフトの守備位置の取り方上級編

さて、高校生になるころには、自分でポジション取りをしなければなりません。僕は打者の最大飛距離とスイングの特徴から最初のポジションを決めています。守備位置はカン頼み!?で、多少詳しく話していますので、参考になさってください。要するとスイングの速さ、スイングの方向、スイングの軌道をもとに、飛んでくるであろう場所を見定めます。

ここで、ひとつ問題があります。相手の打力を推し量るには1スイング見ることが必要です。では、初球打ちされたらどうするか?僕は、打席前の素振りも見ておく必要があると考えています。素振りにご用心でお話していますので、参考にどうぞ。素振りを見ておくことで、初球からある程度適切なポジションを取ることができます(いつも初球は結構いいかげんな場所取りしてます、してました)。

もちろん、一球ごとに守備位置を微調整するのも忘れてはいけませんね。ショートとセンターの場所も見ておきましょう。

まとめ

まぁ。ごちゃごちゃお話しましたが、日々、自分のポジションは正しいのか自問自答しつつ、ショートとセンターに「俺の場所、どう思う?」的なことを聞いていれば、そんなに間違ったことにはなりません♪レフトの方は、がんばってチームの鉄壁を目指してみてくださいね☆

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