ライズボールの打ち方

ライズボール・・・・・・それは地から沸き立つ入道雲。バットをあざ笑うかのように通り過ぎ、その後には三振の涙を降らせる。。。

ライズボールはソフトボールにはなくてはならないもののようで、いろんなページで紹介されています。でも、残念なことに、その紹介の大半は「投げ方」で、「打ち方」の紹介はあまり見かけません。ってか見つけられませんでした。

仕方がないので、少々無謀かもしれませんが、自分なりの打ち方を考えてみたいと思います。




そもそもライズボールとはどんな球なのか

よく、テレビでプロ野球の選手がライズボールに挑むのがあります。そして(番組のためか知りませんが)ほとんど空振りします。ここにちょっと注目してみます。

まずは、スイングするということです。ということは、ストライク球に見えている、ということです。しかし実際には、捕球時のキャッチャーミットの位置は、たいていボール球です。いわば、ボール球を振らせる球種と言えるでしょう。その点では、フォークボールや、シンカーなどに近いものが感じられます。・・・・・・①

次に、バッターのスイング後の体勢です。たいがい、崩れているのを見受けます。何かに似ていると思ったら、チェンジアップなどの、スピード変化形の空振りにそっくりです。この点では、チェンジアップに近い球種と考えられます。・・・②

今度は、僕の体験から考えてみましょう。二人ほどですが、ライズボールを投げるピッチャーと対戦したので、それを分析してみます。

一人目は、一線を退いた選手だったので、たいしてスピードの無いライズボールでしたが、なにぶん、初めての体験だったので面食らいました。まさに浮き上がるボールといっていいでしょう。僕が表現するなら「むわっ」とくる感じです。バットに当たることは当たりましたが全てボールの下を叩いてしまい、ポップフライの山ができてしまいました。・・・・・・③

二人目は、現役バリバリの地元で有名なピッチャーでした。ライズボールを見たとき思いました。・・・・・・打てんな、と。理由は簡単で、ストレートかライズボールか判断している内に、ミットにボールが収まるくらい速かったからです・・・・・・④

さて、①~④をまとめてみると

・三振をとる決め球であること

・実際はボール球であること(が多い)

・スピード変化形であること(?)

などの要素が抽出できました。

さて、僕ならどう対処するか。
一つすぐ思い浮かんだのが、ボールで見逃し作戦です。頭の中でのシミュレーションでは、ストレートに絞っておいて、ストレートならカット、ライズボールなら見逃す、という手を実行しましたが、どうも、上手くいく自信が・・・ライズボールにも手を出しそうで、ハーフスイングを取られる心配大です。

かといって、100%ライズボールしか投げない、と信じて、ど真ん中ストライクを見逃し三振してきた日には、目も当てられません。並のピッチャーには使えそうですが、少々速い球を投げるピッチャーには辛い作戦かもしれません。成功率30~70%。。。

次に思い浮かんだのは、バント作戦です。2ストライク後のウイニングショットとして、想定していますので、ストライクゾーンに来た時には、3バント覚悟でやらなくてはいけません。。。そのかわり、スイングする必要がないので、ライズボール(ボールゾーン)だと分かったら、バットを引っ込めるだけで大丈夫です。こっちの方がジビアか・・・成功率20~50%。。。

・・・・・・ここらへんで、皆さんもお気づきでしょうが、もはや、「ライズボールの打ち方」ではありません。。。「ライズボールの対処法」もしくは「ライズボールの逃げ方」と言った方がいいかもしれません(泣)しかし、ここらへんにライズボールの本質があるのかもしれません。

「打てない球」なんです。もともと。「打たない球」なんです。きっと。だからこそ、ピッチャーは会得したいんじゃないでしょうか。だからこそ、みんな投げ方のページを作るんじゃないだろうか。みんな打てないって気づいてるからこそ、「ライズボールの打ち方」のページを作らないんじゃないのか。最後の最後になって気づきました。。。なんか、いい情報があったら教えてください☆

全日本バレーボールの皆さん、おつかれさまでした♪
追記、ライズボールってけっこうストライク球でしたね(汗)youtubeで「ライズボール」と検索したら出てきますよ♪







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