打撃不振!人生最悪の貧打…

それは、2007年8月18日19時のこと。人生最悪の貧打。一生忘れもしないでしょう。

そりゃ、長年野球をやってりゃ、そんなこともあるでしょうよ。えぇ、ありますよ。チームメートも慰めてくれましたよ。そりゃ、ありがたいことです。でもね、あれは一生忘れないでしょうよ。

1番レフト、ニコ。監督さんは僕の足を評価してくれたんでしょうね。ありがたいことですよ。センターにポリさんが入ったのでレフト。まぁ、いいですよ。

先攻。1番バッター。試合の流れを決めるといっても過言ではない第一打席。気合もそこそこに打席に立ちましたよ。

ピッチャー第一球……投げましたっ!!

み、見えんっ

決して、ピッチャーは消える魔球を投げたわけではありません。ナイターの照明のせいと言い訳いておきましょう。とにかく球が見えないのです。正確に言えば、映画のコマ送りのような感覚でしょうか。とにかく正常ではありません。初球を見逃し1ストライク。

やべぇ…

僕は気持ちで打つタイプ。気持ちがこうなっちゃおしまいです。

2ストライク1ボールのあと、チェンジアップを内角低めに投げられ空振り三振でございます。自分で言うのもなんですが、三振だけは非常に少ないんです。あんな、ヘナチョコボールのオッサンの球を三振するとは屈辱以外のなにものでもありません。

味方ベンチは沈黙しました。本当に2秒ほど無音の状態です。まさか、まさか三振するとは…ありえん。そんな感じです。いたたまれなくなりました。

第二打席。1アウト満塁。チャンスだ。しかし、ハートの弱い僕は第一打席を引きずっていました。ポンポンと2ストライクを取られたあと、外角へのつり球でした。つり球だっ!バットを止めようとしましたが、ハーフスイングがボールに当たり、力のないピッチャーゴロ。はぁ…

第三打席。監督の信頼が薄れたのかバントを指示される。

川相選手を尊敬することもあって、バントは大の得意。それなのに、それなのに…2連続のバント失敗。あげくに、内角低めを見逃して三振。あえて言い訳すると、あれはボールだ。

ともあれ、3タコ。2三振、1投ゴロという見るも無残な結果でした。

いくら打撃が弱いからといってもこりゃひどい。いつもは、冷やかすポリさんも、無言でした。そんなにひどかったんだね。







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