僕の求める野球

ブルブルブル…コーチからの電話だ。

コーチ
「助っ人に来るやし!」

先日の試合に、たまたま地元の有名チームの監督が見に来ていて たまたま、僕が兵庫県有数のピッチャーからヒットを打ったのを見ていたらしい。オファーがかかった。大切な試合らしい…

僕ははっきりいって気が乗らなかった。強いチームには助っ人なんていらないだろう。人数を埋めるために助っ人なんてごめんだ。勝つための野球は高校生のときイヤほどやってきた。今、僕が求めているのは楽しい野球だ。勝とうが負けようが、エラーしようがヒットを打とうが、みんなが笑顔で楽しく野球をする。ファミリーズはその典型なのだ。ここ以外で、しかも勝つためだけに野球なんてしたくない。

ただ、コーチの頼みだし、強いチームを見ると参考になるからと言われて渋々やることにした。 チームはハッキリ言って強かった。松坂似の超長距離砲や、アクロバティックなセカンド、超強肩のキャッチャー、安定したピッチャー等々。選手一人一人がスターだ。今回はファミリーズのエースも一緒だったが彼でさえ、7番ショートだった。ウチではエースで4番なのに…

結果をいえば、見事優勝し、県の大会に行けるらしい。蛇足だが、僕もそれなりに活躍した。でもうれしくない。なんか、うれしくない。次の試合は助っ人したくねぇなぁ…

監督にムリヤリ、ユニフォームを預けられてしまいました…







シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする