女子野球と権利関係 某YouTuberさんのTwitterから考察する

先日、少し悲しいニュースがありました。ちょくちょく女子野球ネタの動画を作ってくれる某野球系YouTuberさんが、とある女子野球球団のネタはもう作れないと宣言したことです。

女子野球ネタを作ってくれるYouTuberはほとんどおらず、故に選手と一緒になって作ったネタはとても新鮮で興味深いものでした。

事の真相は、noteで500円出せば知ることができるのですが、その500円すら惜しい貧乏性な私。なので、多分こんなんだろうなぁと想像して今回のお話とします。(あえて全部伏字にしてますが、このブログを見に来るくらいのマニアックな人なら話のスジはわかるでしょう)




私、女子野球マニアックスとパブリシティ権

某YouTuberさんのTwitterとnote(リンクも貼らずにすみませんね)に有料とはいえ真相を話せるということは、某YouTuberさんと球団で悶着があったわけではないのは明らかでしょう。どちらとも悪いわけではない。でもネタが作れない。ということは答えは一つ。プライバシー権、いやパブリシティ権が原因でないかと想像するのです。

パブリシティ権…人に備わっている、顧客吸引力を中核とする経済的な価値(パブリシティ価値)を保護する権利を言う。

ウィキペディア(Wikipedia)

私も実際あったのですが、とあるビッグゲームをYouTubeでライブ中継していたら、ある人経由で大会関係者から『今すぐライブを中止せよ』とお達しがありました。後々話を聞いてみるに、どうも大会の放映権、選手の肖像権その他もろもろの権利がらみの問題だということでした。つまりは【お前はパブリシティ権を侵害している】と警告されたわけです。

もっともこの類の警告は予想していたものでした。なので、私は今まで球場その他の場所で『マニアックスです』と名乗ったことはないですし、ほとんど球場で人と話すこともありません。そうすることで万が一、直接警告を受けても『知らんがな』とか『すみませんね』で済まそうとしています。

映像の権利、その他権利は個人では買えないくらい高価なものです。私はあらゆる動画をパクりますが、これらを正規の方法でやるとなると、今の女子野球の規模ではみんな尻込みしてしまうのが実情でしょう。必要悪といえば聞こえがいいかわかりませんが、物事の勃興期にはそういう無法者が必要だと自分に言い聞かせています。まあ正直、わかさスタジアム行くのは命がけですよ。正体ばれたら、こっそり消されかねません(笑)

盗人にも三分の理といいますか、私は私なりに考えがあって、正規の方法では作れない動画を作ることで、ゆくゆくは大きいメディアが本腰据えて女子野球を取り上げてくれること、若い子が選手としてスタッフとして応援する人として関わってくれること、女子野球というエンタテイメントを楽しんでもらうこと、を目標としています。

一般の女子野球プレーヤーとプライバシー権

たまたま私なんかは選手のお父さんくらいの年齢なので、多少前に出てカメラを回していても『ちょ、あのお父さん必死過ぎw』とうまい具合にカモフラージュされていますが、普通に考えれば、な~んも関係ないオッサンが女子高生・女子大生の写真を撮ってTwitterやYouTubeにアップしてると考えれば、いかにヤバイことかお分かりいただけると思います。極力、真面目な内容にしてスポーツメディアを取り繕ってはいますが、一般通念的にはアウトでしょう。

学生野球の写真を撮ったりするのは個人的な理由で、私が学生の頃はデジカメやケータイがそれほど普及しておらず、よって写真や映像がほとんど残りませんでした。今でこそ誰でもカメラで写真や動画が撮れるようになったので、ユニフォーム姿が残らないなんてことはありえないのですが、万が一ということを考えて写真を残すようにしています。もっとも主要な大会では写真屋さんやメディアが来ているので、素人のものなんかいらんといえばいらんのですが。

女子野球が広く認知され普及することで、プライバシー権の問題は必ず出てくると思います。特に学生さん。もっとも今はある意味安全で、変な動きをしようもんなら選手の親御さんに取り囲まれてスマキにされて桂川あたりに浮かぶハメになるでしょうから。冗談めかしてしまいましたが観客が増えるとそのような問題もでてくるでしょう。

某女子球団とパブリシティ権

やっとこさ話の本筋に戻しましょう。汚い言い方になりますが、この某女子球団は【金になる】と感じています。最近はニュースでちょくちょく取り上げられるので、それに乗っかってtweetするのですが、今まで見たことない多数の人、NPB系の方が来てくださいます。やはり名を冠するだけでも集まってくる人の規模が違います。球団がパブリシティ権を主張するのは当然ですし、むしろ主張するからこそ将来の大いなる展望が期待されるわけです。

最後にお伝えしておきますが、私のマニアックスとしての活動も長くてもあと三年くらいでしょう。つまり私が予想するワールドカップ日本開催くらいが目安になると思います。この時までに女子野球界にも大きな動きがあって欲しいですし、その兆候があるようなら私の無法者としての役割も終えることができるわけです。もっとも半年後の全日本で某女子球団の試合を撮影しているときに私が消されなければの話ですが…







シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする